🐝 スズメバチとのたたかい

さかのぼる経緯から

ある時期、飛び舞う蜂に気づき様子をみると、窯小屋の近くの道具小屋の天井の隙間を出入りしていた。スズメバチのようだが秋の窯焚きのシーズンオフだったのでその年は静観した。写真は2月に撮影したものだが、鳥にか幼虫を狙われ壊された巣で60㎝位の大きさにはびっくりした!

道具小屋は使っていないので撤去したが、その3年後、今度は薪窯小屋の天井に作られた。


これでは秋の窯焚きができない。キイロスズメバチのようだが働き蜂の数も多いので専門業者に駆除を依頼。夕方、働き蜂が帰ってきた頃見はからって一網打尽で駆除!とはいかなかった、生き残りが数日間周辺飛び回っていた。


翌年も同じ場所につくられた。

その年は早期に気づき巣も小さかったので、持っている衣類、用具を二重、三重に身に着け市販のスズメバチ殺虫スプレーで恐る恐る駆除した。外に出ている働き蜂の反撃を恐れて引掻き落とし後、巣は片付けずその場を立去り二日後ぐらいに巣と死骸を片付けた。しかし同じ年に、また巣を作られた。情報収集すると女王蜂が生きていたのではないかと言う事だった。二度目もスプレーで駆除したが、今度は落としたあと完全に潰した。その年はこれでおさまった。


翌年も同じ場所に作られた。

ある時、スズメバチが窯を保温材として使っている粘土を溶かし、突っついている光景を目にした。巣の補助材としているようだとすれば同じ場所に巣を作る理由がうなずけるが?

スプレー噴霧時、重装備で足元がよく見えず脚立でこけて慌てた。これは危ないと、殺虫スプレーのノズルを遠隔操作できる道具を作ってみた。

上部にスプレーをセットし長い柄の下部を持って、スプレーのノズルを巣の出入口真下付近に定め、手に持った反対の柄を広げれば噴霧するもの。スズメバチ専用のスプレーは高圧で10m近く噴霧するのでこのような道具は必要ないかもしれないが、手元付近で噴霧したほうが、速攻性が高くなると思い作った。

この年は脚立を使わずこんな感じで噴霧し処理した。もちろん重装備をしての話だが!


翌年は、

先輩に教えてもらった捕虫トラップも付けていたが、巣を作られているのは、栄養をつけ越冬した新しい世代の女王蜂を捕らえて無い事と思い、今ままでより早い時期に取付けてみた。


すると、

巣は作られなかった。

その後も捕虫トラップ対応で巣は作られていない。年に一回のことだが、4年間の仁義無き戦いは終わったかも?


2021年も、気温が温かくなるというので早めの3月上旬に窯小屋の脇の木に1本捕虫トラップを取付けた。

酒2:酢1:砂糖1の配合  早めに設置したので多めの量にした。

6月に確認したが液は空状態であった。

写真上から3番目がキイロスズメバチのようだ! オオスズメバチの巣は土の中や木の根元、穴などに巣を作り巣の場所はわかりにくいとのことだが、心当たりの閉鎖空間があるのでこちらも捕らえられて良かった。それにしても大きい42㎜程度あった。大きさからいってそれぞれの女王蜂だろう!もちろん今年も巣は作られていない。


トラップによる捕獲作戦がうまくいっているので殺虫スプレー遠隔操作の道具は一度使っただけで無用となったが、巣の駆除騒動も無く平安となり安心して薪の準備や窯焚きができるようになった。

 陶芸薪窯 (久仁窯)

作陶あれこれ話

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